diary
今月のヒヤシンスでは、【栗拾いゲーム】を行った時の様子をご紹介します。
【運動機能の向上を図る】【ルールを理解し、協調性を育む】を療育的目的として取り組んでおります。
道具は、手作りの籠とトング、栗に見立てたカラーボールです。カラーボールをトングで掴み、背中に背負った籠に入れていきます。
1回目のルールは、3人1チームとなり、2分間と時間を決めてたくさんのカラーボールをそれぞれが何個拾えるかを行いました。同じチームのお友達に先に取られないように、一人ひとり急いでトングで掴んで籠に入れていました。トングの持ち方と掴み方に慣れるまでは、掴んだ瞬間につるっと滑って籠に入れる前に落としてしまったり、なかなかうまくいかないこともありましたが、諦めずに何度も挑戦しているうちに掴み方のコツを掴み、カラーボールを落とさないようにしてしっかりとトングを握って持ち、腕をしっかりと上げて1個1個のカラーボールをスムーズに籠に入れています。また、始めは立った状態で行っていましたが、座って行なった方がやりやすいと気づいて座って行っていました。時間が経過して、拾った数を数えると、満足のいく結果となり笑顔の児童や同じチームの児童に負けて悔しい表情だったりと様々でしたが、次は負けないぞという気持ちを持って、気持ちを切り換えて2回目に挑戦しています。
2回目のルールは、2人組になり同じ道具を使って、全部のカラーボールを何分で拾いきることができるかに挑戦しています。1回目のルールは、個人戦でしたが、2回目は、二人で力を合わせて協力をして行います。1回目の個人戦では、「見学します。」と言って、取り組むことに気持ちが向かなかった児童は、2回目での二人組で協力をすることに対して安心したようで、「やってみます!」と言って、仲良しの児童と二人組になって、積極的に取り組んでいます。他の児童もペアになった児童と最初は、同じ場所で拾いあっていましたが、徐々に少なくなっていくカラーボールを見て、「僕は、あっちにいくから○○君は、あっちお願いね!」と場所を分担する為に、声を掛け合って協力をして、いかに早く拾えるかに集中して取り組んでいました。最後に、計測した時間を聞いて大喜びのチームや悔しい表情のチーム、時間はかかったけれど二人で協力をして行えたことに満足しているチームと様々でした。
【栗拾いゲーム】を通して、手や腕の運動機能の向上を図りながら、お友達と協力をして、協調性も図ることができた活動となりました。
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