diary
クローバーの11月の活動は、SST(ソーシャルスキルトレーニング)すごろくを行いました。
ソーシャルスキルとは、社会(ソーシャル)の中で暮らしていくためのスキルの事をいいます。今回のSSTでは、社会で人と関わる時に生じる挨拶、人に何かをお願いしたり断わったりする際のコミュニケーションについて学びました。この活動には『順番を守って行う』『こんなときどうする?といった場面を考え、対処の仕方を身に着ける』という療育的目的があります。
すごろくは2チームに分かれて行っています。すごろくのマスの中には【1回休み】【指令】【こんな時どうする?】の枠が数カ所用意されており、そのマスに止まったらカードを引き、カードに書かれたお題について考えて答えます。すごろくに興味津々の児童達☆他児童のお題も一緒に考え、楽しみながら取り組みました。
【指令】カードには『好きな食べ物を1つ発表する』『勝つまで右隣の人とジャンケンをする』などがあります。『こんなときどうする?』のカードには、『お友達に嫌なことを言われた』『鉛筆を忘れてきてしまった』などがありました。
児童達は、大きなサイコロを振りたくて「早くやりたいなー!」と言いながらも、お友達が引いたカードを一緒に考えたり、「次は〇〇ちゃんの番だよ!」「また3が出たね!」と順番待ちの間もお互いにコミュニケーションを取りながら活動を進めています(*^^*)
『お友達から借りた消しゴムを無くしてしまいました。どうしますか?』と書かれたカードを引いた児童は、「探す!」と元気に答えています。「探しても無かったらどうする?」と職員が尋ねると「もっと探す!」と答えていました。その後も「自分がお友達だったらどうかな?」「嫌だ!」「じゃあ、お友達に何て伝える?」「ごめんなさい。」と相手の気持ちを職員と一緒に考えていましたね☆
別の児童は『列に並んでいると、自分の前に割り込みをする人がいました。どうしますか?』のカードを引きました。この課題には両手の人差し指で✕を作り「ダメだよ!」と答えています。
また別の児童は『相手の目を見てこんにちはを言いましょう』の【指令】カードを引き、隣の児童にちょっと恥ずかしそうに「こんにちは」と伝えていましたよ!言われた児童もニコっと嬉しそうに笑顔で返していましたよ☆
このように言葉以外にも、身振り手振りや視線など、様々なコミュニケーション方法を楽しみながら活動に取り組んでいます。
児童発達支援では箱運びゲームを行いました。『たくさんの箱に触れることで、指先への感覚入力や、集中力を養う』『順番を待つ』を目的に行っています。箱運びゲームとは、お菓子箱やティッシュボックスなどの様々な大きさや素材の箱を支援室の端から端まで運び、タイムを競うゲームです。
ゲームは、2人1組のチーム戦で行っています。箱を1つ1つ運ぶ児童や何個も重ねた状態でそーっと運ぶ児童など、運び方にも個性が出ていましたね☆
たくさんの箱に興味津々で触りたい気持ちが強い児童もいましたが「今は〇〇君の番だから応援しようね!」と職員とお話をしながら順番を待っていました。ゲームに挑戦しているお友達に「頑張れー!」と声を掛けながら順番待ちをしている児童もいましたよ☆
ゲームが終わった後も箱を高く積み上げて楽しんだり、箱の中を覗いてみたりとまだまだ遊びたい様子の児童達でした!
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