diary
今回紹介する活動は【ポーズを決めろ!3.2.1!】です。
この活動では〈ボディイメージを養う〉〈動作とともに動作語の理解を図る〉ことの2つを目的として行います。
『ボディイメージ』とは頭の中にある自分の身体に対するイメージのことです。人は「物を取る時にはこのくらい手を伸ばせば届く」や「このくらいの幅なら通れるな」など動作をするときに自分の身体のイメージを行い、その動作にはどのくらい身体を動かす必要があるかを考えています。ボディイメージがはっきりすることで運動や遊びのバリエーションが増え、様々な経験を積むことができます。また、お友達の動きや遊びにも関心を持つことでコミュニケーションの広がりも期待できますね♬
今回の活動、【ポーズを決めろ!3.2.1!】は正座のポーズや手を挙げるポーズなどのイラストが描かれた絵カードを使い、そのポーズを実際にとる、いわゆる”真似っこ遊び”をしています。真似っこは相手の動きを見て、自分の身体に移し替えて模倣をする必要があります。ボディイメージが未熟だと素早く模倣をすることが難しく、考えながら模倣をすることで時間がかかったり動きがぎこちなくなってしまいます。
児童たちもはじめは身体をどう動かすか考えながらゆっくりと模倣を行い「手は広げていいのかな」「指はこれであってるのかな」と自分の手足を見て動きを確かめながら模倣を行うことで自分の身体のイメージを確かなものにしていきます。また、身体を動かすのが得意な児童は”先生”としてみんなの前でポーズをとり「それは難しすぎるよ~!」など楽しそうにコミュニケーションをとりながら活動を楽しみました。
次に2つ目の〈動作とともに動作語の理解を図る〉では、イラストを見ながら動きを真似するだけでなく「右手を挙げるよ」「指を1本立てるよ」など児童の行う動き1つ1つに大人が声をかけることで児童も動きを確認しやすいですし、何より動作語と実際の経験が結びつくことにより「この動きはこんな名前なんだ」と理解もしやすくなります☆
今回はボディイメージを養う活動を紹介しましたが、ボディイメージを養う遊びはたくさんあり、泥遊びや水遊びは遊びながら手足に泥のドロドロとした感覚や水の冷たい感覚が入ることで、自分の手足の位置や長さの把握にも繋がりますし、ジャングルジムやよじ登りといった遊びは実際に身体を動かすことで自分の運動能力に気付くきっかけにもなります。
このようにボディイメージを養う遊びはたくさんあり、好きな遊びでボディイメージを育てられると嬉しいですよね♪
児童発達支援では【けんけんぱ競争】を行いました。
〈リズム感を養う〉〈ルールを守って取り組む〉〈順番を守る〉を目的に行っています。
はじめにみんなで協力して新聞紙で丸い輪っかをたくさん作っています。「どっちの向きに丸めるのかな?」と職員の見本をよく見ながら同じように制作していましたね。新聞紙をくるくる巻いて両手でぎゅっぎゅっと潰し、輪っかの形にしてガムテープでとめると完成です。
次はお話を聞く時間です。みんなで1列に壁際に座って職員のお話を聞いています。けんけんぱ競争のルール説明を聞いた後はリズムに合わせて体を動かす練習として「しあわせならてをたたこう」「トントントントンひげじいさん」を音楽に合わせてみんなで歌いながら手遊びしています♪児童達にとってなじみのある曲でみんなニコニコ楽しそうに体を動かしていましたね。
最後にけんけんぱ競争を行いました。はじめは1列に並んで床に並べた新聞紙の輪っかを「けんけんぱ!」と言いながら渡っています。輪っかに合わせてジャンプするのが難しい児童もいましたが職員といっしょに手を繋ぎながら挑戦しています。「僕やったことあるよ!」と得意な児童は楽しそうに何度も挑戦していましたね。
たくさん練習をした後は2列作って競争しています。新聞紙の輪っかは児童たちが自由に並べました。みんな体を動かすことがとっても大好きで大盛り上がりでしたね!競争の後はみんなで職員の動きのまねっこをしています。職員の「けんけんぱ!」を体の動きを真似て児童も「けんけんぱ!」と体を動かしています。「けん!ぱ!」と少し児童の予想と違った動きをすると「あれ~むずかしいよ!」と最後まで楽しみながら体を動かしました。
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