diary
いよいよ新学期が始まりましたね!江南の家の児童たちも新学年になり、新しい先生やクラスのことについて他児と楽しそうにおしゃべりしている姿が見られ、見守るスタッフもフレッシュな春の気配を感じている今日この頃です(^^♪
そんな、春の日とはいえ5月初旬並みの気温となった今日は『協力クレーンゲーム』に挑戦しています。
輪ゴムに4本の紐を取り付けた道具を使い、紐を引っ張ったり戻したりして輪ゴムの大きさを調節し、ターゲットを吊り上げて運ぶというゲームです。4人組で1人1本紐を担当するので、意志の疎通がどれだけ図れるかがゲーム成功のカギとなります。『相手と意見をすり合わせ、協力し合う』『力加減を調節する』ことを目的として取り組みましたよ♪
職員のお手本を見ると、そのクレーンゲームのような動きにどの児童も「面白そう!」と興味津々でした。最初は、いろんな色の折り紙を貼った紙コップをクレーンを使って色分けして重ねていく『紙コップ重ね』に挑戦しています。
ゲームが始まると、誰からともなく「せーの!」と掛け声がかかり、輪ゴムが切れないように慎重にクレーンの紐を引っ張っていました。ゴムが引っ張られて大きな四角形に広がると「おおー!大きくなった‼」と驚きの声が上がっています。「こっちのピンクのコップを持ち上げてみよう。」「もうちょっと右に来れる?」「OK!こっちのカップに重ねよう。」などと、自然に声を掛け合い協力し合う姿が見られていました(*´▽`*)
クレーンの扱いに慣れたところで、次に『カラーボール運び』に挑戦しています。
テーブルの上にあるカラーボールを落とさないように気を付けながら離れたテーブルまで運び、ボールと同じ色の紙コップにのせるというものです。難易度が急に上がったので、まずカラーボールを持ち上げる練習から始めています。ツルツルと滑りやすいボールに「こんなの無理じゃない?」と心配する声も聞かれましたが、「ボールの真ん中に輪ゴムが来るようにしたらいいんじゃない?」「ボールを輪ゴムに乗せて運ぶこともできるよ!」と、いろんなアイデアが自然に出てきていました。一つ一つ試しながら、一番いい方法をみんなで話し合い探し出していました。
何度も練習してスムーズに持ち上げられるようになると、「これで大丈夫!」と自信満々で本番に挑んでいす。
ところが予期せぬところに難関が待ち受けていました。〈移動〉です。せっかくボールを上手に吊り上げても、移動の時に4人の動きが合わないと思わぬところで力が加わり、輪ゴムが開いたりゆがんだりしてボールが落下してしまうのです。床に落ちたボールを再び持ち上げるのがまた難しく、テーブルの上と違いボールの位置が低いために、輪ゴムをかける程よいポイントを見つけることに手間取ってしまいました。ボールを落下させたことで慌て、うまく拾えないことに焦り、先ほどまでのチームワークが崩れてしまいそうな場面が何度も見られました。
そんな中でも「大丈夫だよ!落ち着いていこう。」「ゆっくりでいいよ。」と優しく声を掛け合い、次第に自分たちでペースを取り戻していったのです。何とかゴールのテーブルまで運び、紙コップにボールをのせると、「よし!次は何色いく?」と意欲的にどんどん挑戦していました。たくさんあったボールをすべて運び終えると、「やったー!」とみんな達成感でいっぱいでした。
失敗しても誰かを責めることなく、声を掛け合い協力し続ける児童の姿に、優しさと成長が感じられる印象深い活動となりました。
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